建学の精神
向陽学園 建学の精神「奉仕」
【1】建学の精神「奉仕」(向陽高等学校の設立理念)
学校法人向陽学園は、その建学の精神として「奉仕」を掲げる。これは、人は決して独りで生きる存在ではなく、常に他者や社会との関係性の中で支えられ、活かされているという認識に根ざすものである。向陽学園における「奉仕」とは、この支えられているという自覚から出発し、自らを省み、自己を高める努力を重ねながら、他者を支える存在となることを目指す、人間形成の根本的営みである。この精神は、創立以来本学園を貫いてきたものであり、初代理事長が「人間尊重の精神」として明言した通り、すべての人の存在を価値あるものとして尊重し、互いに高め合う関係を築こうとする意志と行動の結晶に他ならない。奉仕とは、単なる利他的行為や外面的な支援にとどまらない。感謝・共感・尊重・責任・連帯を内包し、自らを活かすとともに他者を活かすことで、社会をより良きものへと導こうとする人格的実践である。向陽学園は、この「奉仕」の精神を礎に、教育基本法および学校教育法の理念を踏まえ、生き方に軸を持ち、他者と関わりながら自律的に社会に貢献できる人間の育成を使命とする。
【2】校訓(建学の精神を実践していく上で大切なもの)
明朗 困難にあっても希望を失わず、明るさと誠実さをもって人と関わる姿勢である。
積極 自ら課題に向かい、学びと挑戦に前向きに取り組む意志の表れである。
自主 思考し、判断し、自らの言動に責任をもつ態度である。
自立 他者に依存することなく、社会の一員として自律的に生きる力を育むことである。
創造 固定概念にとらわれず、新たな価値を見出し、他者と共に未来をつくる姿勢である。
【3】教育指針(本校教育の目指すもの)
- 生徒一人ひとりの個性を生かし、生涯にわたって学ぶ自己教育力を高めさせ、「奉仕の精神」に基づき、国際感覚を備え、
「知・徳・体」の調和の取れた、たくましく社会を生き抜く人材を教育する。 - 実学教育を探求しつつ、人間力を高め「技の修得」「心の育成」「夢の実現」を達成する。
- 教育者として使命感を持ち、深い教育愛と豊かな指導力をもって、相和して本校教育に当たり、「永続する学校作り」に努める。