向陽高等学校

「私の今」 山田 郁美

 

 

Q1.高校時代の想い出を教えてください。
私が通っていた橘香館は、大学進学を目指す生徒たちを集めたコースで、学校行事がほとんどなく、勉強ばかりやっていた3年間でした。ただ、他の学科と違い、生徒の数が30名程度と少なく、先生と生徒の距離もたいへん近かったので、教室はいつも和気あいあいとした雰囲気に包まれ、教科によっては先生とマンツーマンで学ぶものもあって、苦手な教科も楽しみながら学べました。あと、修学旅行がハワイだったんですが、現地に着いた数日後、同時多発テロが起こってしまって……。予定よりも早く切り上げ、帰国することになったのも印象に残る出来事でした。

Q2.現在の仕事内容は?
3年前から向陽高校の福祉科で教員として働いています。高校生の頃は、体育祭や文化祭などにあまり参加できなかったので、今はまったく別の学校にやって来たという感じで、生徒たちといっしょに学校行事を楽しんでいます。

Q3.仕事をする上で注意していることは?
私は高校卒業後、福祉系の大学へ進学し、福祉の職場も経験してきました。その中で感じたのは、介護や福祉の世界では答えが一つではない!ということです。そういった私自身が福祉の現場で学んだこと、人として感じたことを、これから福祉の世界を目指す生徒たちにもしっかりと伝えていければ、と思っています。同じ授業をやっていても、生徒が変われば、伝わり方も反応もがらっと変わります。授業を行う度に新しい発見がある、そんな日々を過ごしています。

Q4.これからの目標や夢を教えてください。
今は福祉のことを全般的に教えていますが、私は障がい児教育なども学んできましたので、もっといろんな視点から福祉について生徒たちに伝えていきたいと思います。