2025.08.20
先日、本学院にて
「令和7年度 高等学校産業教育県内事業所等委託実技研修」 が開催されました。
この研修は長崎県が主催し、産業教育を担当する県内の公立高等学校等の先生方を対象に実施されているものです。
産業教育の充実・改善を目的に、先生方が新しい知識と技術を習得し、その資質向上を図る大切な機会となっています。
今回は県内から 10名の先生方 にご参加いただき、各学科で特色ある実技研修を行いました。
「腰痛を起こさないための介護技術」をテーマに研修を実施しました。
身体の仕組みを熟知した理学療法士ならではの動作指導に、先生方からは驚きや納得の声が上がり、真剣に実技に取り組まれていました。
生活を支援する「自助具」をテーマに、割りばしを使って 自助箸作り に挑戦していただきました。普段あまり馴染みのない自助具を実際に作ることで、生活支援の工夫を体感していただきました。
「失語症の理解とコミュニケーション支援」をテーマに研修を実施しました。
ペアになって“はい・いいえ”でしか答えられない状況を体験し、どこまで情報を引き出せるか挑戦。さらに、教員お手製のコミュニケーションブックを使うことで、聞き取りがしやすくなることも実感していただきました。
今回の研修は高校の先生方への実施でしたが、私たちにとっても学びの多い時間となりました。
お互いに交流ができ、とても有意義な機会になったと感じています。
今後もこうした研修を通じて、教育現場と専門職のつながりを深め、地域の産業教育の発展に貢献していきたいと思います。